French · 西洋哲学

Ritournelle

ドゥルーズとガタリにおいて、*リトルネル*とは、繰り返される小さなモチーフ——歌、繰り返し句、標識——によって、存在が混沌の中に領域を描き出すものである。それは音楽的な装飾ではなく、ひとつの作用だ。まずは無秩序の中に静けさの一点を定め、次いで住まいの輪郭を組み立て、やがて外部への開口を設ける。領域化するモチーフであると同時に、領域を出るための敷居でもある——領域と逃走線が同時にそこにある。単なる機械的な反復はただ閉じるだけだが、*リトルネル*はそうではない。

Un enfant dans le noir, saisi par la peur, se rassure en chantonnant. Il marche, s’arrête au gré de sa chanson. Perdu, il s’abrite comme il peut, ou s’oriente tant bien que mal avec sa petite chanson. Celle-ci est comme l’esquisse d’un centre stable et calme, stabilisant et calmant, au sein du chaos.
Gilles Deleuze & Félix Guattari, Mille Plateaux. Capitalisme et schizophrénie 2, Plateau « 1837 — De la ritournelle ». Éditions de Minuit, coll. « Critique », 1980

この言葉は音楽に由来する――リトルネルとは、繰り返される小さな旋律、つまり繰り返しのことだ。ドゥルーズとガタリは、これを生き物が混沌の中に自らの居場所を切り拓くための基本的な身振りとしている。暗闇で迷った子どもが口ずさむ。鳥が夜明けに歌を放つ。料理をしながら鼻歌を歌って暖炉を守る。そのたびに、小さなリズムの塊が繰り返され、混沌を退ける。リトルネルは、すでに存在する領域の結果ではない。むしろ、それを始動させるものなのだ。

この作用には、リトルネルが「同時に作用させ、あるいは混ぜ合わせる」と著者たちが言う三つの側面がある。まず、点――歌は「混沌の中に、安定し静かな中心のスケッチ、安定化し鎮静化するもの」として現れる。それは音のアリアドネの糸であり、脆く、いつ崩れてもおかしくない。次に、円――その点の周りに輪郭を描き、印を配置する。ブラックホールは住めるアンサンブルへと変わり、居場所となる。最後に、脱出――その円に出口を接ぎ木する。リトルネルは外部へと開かれ、鳥は自らの領域を示すだけでなく、それを宇宙的なものへと変える。点、円、脱出――安心する、落ち着く、出ていく。

単なる機械的な反復とは≠。ただ繰り返すだけの習慣は閉じ、固定し、動きを止める。それは円の中にすっぽりと収まっている。リトルネルは、しかし、両義的だ。領域を保つ同じモチーフが、それを離れる身振りも同時に担う。それは一挙に領域化し、脱領域化する。受け身の繰り返しではない。それは出発点なのだ。そこから出ていくことができる。

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